インテリアを一変させる時を経たラグ。 あせて、色合いが落ち着いたものほど家具や床になじんで秋冬のしつらえに調和します。
海外では古い家具にはラグがつきもの。昔ながらの住まいには家具と同じように、たいてい年代物のラグが敷かれています。
どこかエキゾチックなデザインなのは、イランやトルコなどで織られたものだから。
なかにはベルギー製のものもありますが、 多くは中東からヨーロッパに輸出され、今ではイギリスやフランスでアンティークとなっているのです。
当時はきっと、室内装飾として重用されてきたのだろうと想像させる、鮮やかな色合い。時を経ることで、その色はあせているけれど、今ではこなれたシックな味わいに。アンティークの家具と同様に、新しいものにはない美しさをもっています。
ヨーロッパの住宅では段階にもラグを敷いたので、細長いタイプが多いのもアンティークの特徴。これをテーブルの周辺に敷くのが、私のおすすめ。日本では家具の下に敷くことが一般的ですが、あえて室内の動線に色柄のあるものをもってくると、インテリアのレイアウトが変わったかのように見違えます。
玄関マットやフロアマットの中央に敷くタイプもあるので、手軽な模様替えに取り入れてみて下さい。ほどよい差し色にもなって、見慣れた家具でも、これまでにない雰囲気に見えてくるから不思議。
日暮れの早くなるこれからの季節、間接照明で浮かび上がるアンティークのラグの風情は格別。しっとりとした空気感が漂います。

わが家はダイニングテーブルの周囲を囲むように、細長いラグを重ねながら敷いています。
家具の表情さえも変わるアンティークのラグ。一枚敷くだけでドラマチックな模様替えに!

リビングには中央に一枚。パッと華やかになって、わが家の重厚な家具にもぴったりでしょう?上に家具は置かずに、ラグを主役にしてみました。


玄関に敷いてみたところ、テラコッタタイルのフロアのあたたかさが加わりました。お客さまにも好評です。
敷き方で雰囲気を変えて

テーブルやチェストなどの下に敷く場合、家具に対して平行に敷かずに、あえて斜めにしてみると、室内のレイアウトに動きが出ます。目線が変わってユニークな趣になるので、ぜひお試しあれ。
チェルシーオールド ラグをチェックする