アンティークの特徴
アンティークとは、100年ほど前に作られ使われていたもの。
今では手に入らない上質な木など本物の素材で作られている物。
そして親から子供へ、持ち主から別の持ち主へ、長い間大切に使われ、受け継がれてきたものです。
だからこそ、100年もの時間を経て今現在私たちの手にあるのだと思います。
またアンティークは同じデザインでも、使われてきた人によって異なります。
その持ち主によって、傷がついていたり、染みがあったり、凹みがあったり…
それらが時間の経過とともに、アンティークの味わいとなります。
この味わいや風合いは人工的には作れないアンティークだけが持つ魅力であり、特徴です。
そんな長い年月大事にされてきたアンティークは、温かみさえ感じられるとても素敵なものです。
当店で扱っているアンティークは、長い年月を経てきたお品です。
昔の製造方法であったり、長い間人の手によって大事に使われながらも、日々の暮らしの中で 傷つき、色合いが変化したり、擦れたり、
基本的に完璧な状態とは言えないものがほとんどです。
しかし私たちは、新品の物では味わえない良さを多くの人に理解し、好きになってもらえたらと思っています。
そのため、傷や色の変化、ペイントのかすれなどのアンティークの良さをご理解し、使っていただけない方にはアンティークをお勧めしておりません。
またアンティークの風合いを消してしまうような過剰な修理もおススメしておりませんので、
アンティークの風合いを本当に好きで理解していただける方にお使いいただけたら…と思っています。
状態の良い物だけを仕入れ、悪い物はお売りしておりませんが、新品ではないのでご理解いただきたいことがあります。
明らかに最近新しくできたダメージがあるものや 使用上問題のあるお品は、アウトレット商品としてお値打ちに提供する場合もありますが、
それ以外のものはアンティークの風合い、現代の新しいものにはない味わいであると思っています。
品物のコンディションをダメージと捉えるか、アンティークの趣きと捉えるかは
それぞれ考え方の違いがあると思いますが、
当店での考え方の基準をこちらにお写真とともにお伝えいたしますので、 ご参照の上、当店の考えをご理解いただけましたら幸いです。
HPへ掲載してから時間が経過し、商品写真と状態等に多少違いがある可能性があること、 (発送前にチェックはしていますが、見落としがある可能性もあります)
またお使いのPCなどによっては色味の違いがある場合もございます。
目次
ステンドグラス
チェルシーオールドのステンドグラスは、教会などで使われていた装飾ガラスではなく、 住宅で使われていたステンドグラスがメインです。
当時のステンドグラスは製造技術が今ほど進歩していないため、ガラスに気泡や皺が入っている物があります。
その気泡やなみなみとしたガラスが、現代に作られたステンドグラスには無い味わいであり、魅力です。
その魅力を楽しんでいただけたらと思っています。
古いガラスにはシワやヨレがみられます。(アンティークの特徴だと考えます)
ガラスに入った気泡が線のように伸びています。(アンティークの特徴だと考えます)
丸い吹きガラスの先端は、切ってあるためボコボコとしています。(アンティークの特徴だと考えます)
ガラスにペンキが付着しています。(アンティークの特徴だと考えます)
製造時に部分的にガラスが足りない箇所がある場合がございますが、割れではありません。
約100年という年月を経過しているステンドグラスには このようにガラスに小さなヒビ(割れ)が入っていることがあります。 大きさによって当店で許容範囲かと思われるものに関しては写真を掲載し、ご紹介いたします。
ケームと枠の間のパテが剥がれた状態。
ガラスがぐらぐらしているものに関してはお客様の使用方法をお聞きしてから無料でパテ埋めなどさせていただきます。 まずはどのように使いたいかなどご相談ください。 枠の作り直しをされる場合はパテ埋めは必要ありませんので、お気軽にお問い合わせください。
家具
木製のアンティークには多少のキズや欠けは修理してもございます。
また木は生きているため、今後も湿気を吸収して反ったり、変形したりすることもあります。
椅子などの前後に動きが加わる物は、使っていくうちにグラつきが必ず出てきます。
その際にはグラつきが生まれている結合部に接着剤等を入れていただくとまた今まで通り使っていただけます。 (不安がある場合はお気軽にご相談ください。当店でも修理のサポートをさせていただきます。)
当時は、物をつくる技術が現代ほど発達しておらず、手作りの物も多いため、製造時からの傷や凹凸がある物も多くみられます。
キズに関して 長い年月使っている過程で傷ついたものは、故意に作った傷とは違い歴史があります。 そんなものもアンティークの味わい、特徴でもあります。
使用上問題のあるような傷に関しては修理をした上でご紹介しています。
亀裂に関して 長い年月の中で、無垢の木は生きているため痩せたり太ったりを繰り返します。 (乾燥する季節は木は痩せ、湿気が多い季節は太ります。) 亀裂に関しては乾燥によりできます。 いつの時代かに修正をしてある場合もありますが、当店で修理をした場合はコメントでお伝えいたします。
虫食い跡に関して 虫食い跡ですので、基本今現在は虫は生きていないと思いますが、 ご希望で殺虫処理をさせていただく場合はあります。
木のカケに関して カケの状態にもよって修復させていただくことも可能な場合があります。 お気軽にご相談ください。
隙間に関して 長い年月の中で、無垢の木は生きているため痩せたり太ったりを繰り返します。 (乾燥する季節は木は痩せ、湿気が多い季節は太ります。)
時間を経て痩せることで隙間ができる場合があります。 隙間を埋めることが可能な場合もありますので、その場合はご相談ください。
木製品の家具は長い年月手を入れながら今に至ります。
これからも手を入れながら長い年月をご愛用いただくために 修理、修復のご希望があれば、お気軽にご相談ください。
陶器
100年ほど前に作られた物なので、傷や欠けなどもありますが、口につけて使うもの(マグカップ)などで口をつける部分に欠けがある物はOUTLET商品以外でお出ししていません。 長い時間経過したアンティークの物でも実用いただけるものをおススメしていますので、 アンティークだから飾りにしか使えないということはありません。
ヒビに関して 場所や大きさにもよって使用上問題ないと判断しているしている小さなヒビもあります。 (アンティークの味わいだと考えています)
窯の温度が上がっていく段階で表面のみに亀裂が発生しています。 その後の昇温によって釉薬が溶け、焼成収縮の際に亀裂が開いたものです。
修復に関して ヒビが入っていますが、裏から鎹で留めてあります。表には見えません。 金継ぎよりも古い時代の修復方法です。(アンティークの味わいだと考えています)
色付きに関して 時代を経たからこその色付き(アンティークの味わいだと考えています)
黒点と呼ばれる、窯内に漂う粒が付着して、陶器の一部になったものです。 (アンティークの特徴だと考えます)
当時の製造技術による凸凹です。(アンティークの特徴だと考えます)
カケに関して 色が馴染んで丸みを帯びたカケは古い時代にできたものです。 (アンティークの味わいだと考えています)
金彩や絵柄のスレがあります。(使い込んできたアンティークの味わいだと考えています)
貫入は表面上の釉薬のヒビであり、割れているわけではありません。 (アンティークの味わいだと考えています)
ガラス雑貨
プレスドガラスやワイングラスなどのガラス製品には、小さな擦り傷、製造時のしわなどがある物もあります。
当時庶民の間で使われていたアンティークガラスはとても貴重で大切に使われていました。
100年ほどの時間を経たものですので、新品とは違って、多少のキズ等はございますが、 この長い年月を残ってきたことだけでも大切にされて来たのがわかります。
またアンティークガラスは現代の物と違って、なみなみとしたガラスでとても綺麗です。
アンティークだからこそのちょっぴり歪んだ形、光が入るとキラキラと輝くのが素敵です。 楽しみながら使っていただけたらと思います。
古いガラスにはシワやヨレがみられます。(アンティークの特徴だと考えています)
ガラスが凸凹していたり、欠けているように見えますが、製造時からのものもあります。 (アンティークの製造上の特徴だと考えています)
細かいキズに関して 丸みを帯びたカケは古い時代にできたものです。(アンティークの味わいだと考えています)
鏡
アンティークのミラーには、キズや汚れ、くもり、ブラックスポットなどがあるものもあります。 ですが、アンティークのミラーはずっしりとした重みを感じ、 厚みがありますので奥行のある美しさを感じて頂けます。
ぽこぽこ、なみなみした様々なハンドカットのデザインなど、 現代のミラーでは味わえないアンティークのみの美しさがあります。
ハンドカットによるカットは機械でカットするものと比べ、ギザギザしていたりします。 (アンティークの特徴だと考えています)
ブラックスポットと呼ばれる黒い点や線に関して 水銀が出てきているもので、アンティークならでは味わいだと思います。 (アンティークの味わいだと考えています)
ブラックスポットは内部にできているため取り除くことはできませんが、 枠を生かしてミラーを交換することは可能です。