養老町の古い商店街、格子戸の商店が建ち並ぶ通りにあるTさま邸
江戸時代から続く約200年以上前の建物をそのままにリノベーションされました。
屋号は中長
料理屋から醤油や味噌を売る店に長い年月の間に変遷も。
まるで時代劇に出てくるような佇まい。
当時の暖簾は真っ黒な状態で見つかり、何度も何度も洗い破れたところは手で修理をされたそうです。
当時のまま壁に置かれた大福さんを横目に黒光りした階段ダンスを登ると
2階には複数のお部屋が。
ふすまの手掛けや釘隠しなど当時の文化の高さを垣間みる美しい細工が施されています。
今回のリノベーション
傾いてしまった建物を持ち上げる工事とともに土間を増築しました。
その土間にある玄関扉の上と壁にステンドグラスをはめ込んでいただきました。
玄関上のステンドグラスは幾何学模様
壁には美しいバラのステンドグラス
年月が経った住宅に入れるとより一層の美しさと気品を感じていただけると思います。
扉の上にはめ込む際は少しでも上の方、横向きに入れることで採光もかなり期待できます。
完成してからはイギリスアンティークの家具も複数納品させていただきました。
日本の古いものとイギリスの古いもの
妙にしっくりきて、居心地のいい空間となっています。