建具やフレームをかけるだけでもいいんです。壁面は、私たちを囲む自分だけのギャラリーだから。
ビニールクロス壁の部屋に、フランスのアンティークドアとイギリスのチェストで新しいコーナーを。ショップでは多種多様なドアや道具があり、サイズ感や飾り方が見られる。
♦アンティークドアはこちら
♦チェストはこちら
アンティークを使ったリベーションを請け負って感じるのは、部屋の印象は壁面で大きく変わること。
リノベーション自体は大がかりだけれど、コーナーの1面だけを変えるのは、意外と難しくないものです。
たとえば、以前もご紹介したように、アンティークは椅子1脚でも、コーナーを変える雰囲気をもっています。
そこに、素敵なフレームをかけたり、あるいは美しいカッティングのアンティークミラーをかけたら……見慣れたクロス張りの壁も一変するはず。
わが家をリフォームしたとき、壁の造作にさまざまな手入れをしました。
「こんなふうにしたら素敵になるかも」とひらめいて、古材や古い扉を組み込んでみたのです。
これが大正解。お気に入りのコーナーになっています。
壁面を変えるなら、おおいに想像力を働かせてみましょう。
わが家のように、ポイントにしたい家具や雑貨からイメージをふくらませるのが近道です。
おもいきってリノベーションしてみる機会になるかも。
今は、寝室の壁をペイントしようかと検討中。
模様替えの成果は、またの機会に。住まいに対していつでもワクワクできるのは、私たちインテリア好きの特権ですね。
見慣れた部屋も壁の1面を変えるだけで新しい顔を見せてくれるもの。
わが家の隠れた魅力を引き出すステップに。
古材を使ったディスプレイウォール
古材を張って薄い棚板を作った造作壁。棚の間隔をランダムにして、ブックシェルフも作った。
♦ブックシェルフはこちら
大きな鏡を立てかけるのは、手軽なのに、印象が変わる可能性大。
ほどよくペイントが落ちたフレームが味わい深い。
♦フレームミラーはこちら
マーベル・ルーシー・アトウェルの原画
イギリスを代表するイラストレーターのマーベル・シー・アトウェルが大好き。
額絵は、イギリスのアンティークマーケットで発見した、希少な原画。フレームも当時のもののまま。
アンティーク扉を造作に生かす
美しい風合いになった扉3枚は、おそらく家の収納庫などに使われていたもの。
これをキッチンとパントリーの間に取り付けて、双方向から出し入れできる造りに。
調理家電を置いて、目隠ししながらキッチン側からも使える。
取っ手は古いガラスノブに。
♦ドアノブはこちら
気になる商品がございましたら、お問い合わせください。(売り切れの場合はご了承ください。)
こちらの記事の出典は「私のカントリーNO.114」です。
主婦と生活者 私のカントリーNO.114
2021年4月15日発行 146ページ
ISBN:978-439164353