▲イギリスアンティーク(住宅窓)美しいデザインが魅力的なクリアガラスのステンドグラス es141222
チェルシーオールドにある数多くのステンドグラスは
およそ100年程前にイギリスで住宅窓として
使用されていたもので
教会で使われていた宗教的なものではなく、
花柄や幾何学模様など
どれも親しみ深い魅力あふれるものばかりです。
以前はステンドグラスを見たり触れたりする機会はなかったのですが
チェルシーオールドで働き始めてから
街中や住宅でステンドグラスの入った住宅やお店を見ると
ついつい足を止めて見入ってしまいます。
HPでご紹介しているステンドグラスのいくつかを
撮影させてもらっていて、その際にガラスをじっくりと見るのですが
現代の大量生産のガラスにはない
古いものゆえの気泡やガラスのよれが味となり
とても美しく輝き奥深さがあります。
この奥深さには理由があるようです…
<上記写真の商品はSOLDとなっております。ご了承ください。>
▲イギリスアンティーク(住宅窓)ケームのデザインが素敵なヴィクトリアンステンドグラス es141372
ステンドグラスの歴史は古く、なんと9世紀に作られたものが
現存する最古のものです。
11世紀頃からはステンドグラスの黄金期時代と言われ
各地でさまざまなステンドグラスが作られ、現在では世界遺産になっているものも数多くあります。
複雑な曲線で、細かくより装飾的にデザインされるようになり、
その技術が磨かれていきました。
しかし15世紀後半からは、絵画の写実主義の影響を受け、
ステンドグラスはガラス特有の「透明感」という本来の魅力を失い、衰退していきます。
技術的な進歩や発展がみられないまま、16世紀・17世紀は、宗教改革や戦争などにより、破壊され衰退に拍車をかけました。
19世紀、イギリス産業革命による大量生産で粗悪なものにあふれていた状況を嘆いたウィリアム・モリスは、中世の手仕事に返り、生活と芸術を統一することを主張しました。(アーツ・アンド・クラフツ運動)
ステンドグラスにおいては、鉛線(ケーム)をデザインの一要素とみなす正統な作りと、ガラスの持つ本質に立ち返り、その魅力を回復させ、向上していきました。
それからヴィクトリア時代のイギリス北部では、素晴らしいステンドグラスを住宅に取り入れることが大流行しました。
赤いガラスの縁取りはヴィクトリア時代を代表するデザインです。赤いガラスには金が使われているため、高価で貴重とされていました。
今も昔も変わらず人々の心を惹きつけるステンドグラス。
発展と衰退から復活。長い歴史が織りなす奥深さが
その一枚一枚に込められています。
<上記写真の商品はSOLDとなっております。ご了承ください。>
▲イギリスアンティーク(住宅窓)複数あります 落ち着いた色合いが素敵なオパリンガラスのステンドグラス es181017
ステンドグラスを壁や扉にはめ込みたいのですが
割れたりヒビが心配で
というお客様の声をよくお聞きします。
元々は住宅の外窓に付いていたものなので
硬いものが当たったりしなければ
よっぽど心配はいりません。
店内のステンドグラスの入った扉には、扉を買い付けた当時からあるヒビが入っているのですが、18年経った今も
ヒビが広がったり割れることなく開閉できます。
初めての家づくり。長く住む家にはお気に入りの一枚を入れたいけれど漠然とした不安もある…
そんな時はぜひお気軽にお問い合わせくださいね。
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<上記写真の商品はSOLDとなっております。ご了承ください。>