日本ではカップボードと呼ばれるイギリスのドレッサー。
鏡台のことはドレッシングテーブルと言うそう。1920年代のオーク材製。
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ヨーロッパの田舎を思わせる、素朴な焼き物が好き。
別々の場所で手に入れたものでもしっくりとなじみ、
厚手で丈夫なので、耐熱皿としても立派に現役です。
王冠を模したひねりの入った形が特徴のクグロフ型。
金属製のものも多いですが、陶製のものはふんわりと焼けるとか。
手前の小さなものがアンティーク。
大きいものは今でも作られているアルザスの型。
南仏ならではのおおらかさを感じる、手描きのオリーブオイルポット。
持ち手が2つついているのは、運搬用としても使われていたため。
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気泡の入った質感と、丸みのあるデミジョンボトルは、
どこかモダンさも感じさせるので、世代を問わず人気のアイテム。
どっしりとした焼き物とも好相性なのです。
アルザスの伝統の焼き菓子・クグロフの型や熱々のメニューに使うオーブンウェア。
寒い季節の料理には、それにふさわしい器があります。
実際に焼き型を使ってクグロフを焼いてくれたのは、 パン教室『Lichette*banira』さん。 具材入りで、ふんわりとしていて絶品!
「秋冬のおもてなし」というと、どんなプランを思い浮かべますか?
熱々のお料理、それから火を灯したキャンドル……などでしょうか。
視覚からもあたたかな雰囲気を感じられるので、私もキャンドルを灯すのは大好き。
そして、こだわりたいのは器です。
ヨーロッパの古い器には、土の香りのするような厚みのある素朴なものが見つかります。
オーブンウェアはその代表ですね。
今回はフランス・アルザス伝わる伝統的な焼き菓子・クグロフの可愛らしい焼き型を主役に。フォークロアで愛らしい絵つけがされているのも、ぬくもりを感じますね。
アルザスにはクグロフサレという、主食にできる甘くないレシピがあるので、
食事に添えられるのです。
しっかりと厚みのあるフォンデュ鍋や南仏で作られたオリーブオイル用のポット、ワインはガラスのデミジョンボトルに。古いガラスならではのゆらめくような質感は、ぽってりとした土の器とよく合います。
フォンデュ鍋でオーブン料理を作ってもいいし、最近はデミジョンボトルに花を生けて楽しむ方も多いですね。用途の決まっている器でも、メニューを限定する必要はなく、自由にアレンジして、何よりも実際に使ってみてほしいと思います。
ぬくもりを感じる器はシンプルなものが多く、組み合わせやすいのも魅力。ぜひ取り入れてみてください。
作られた場所が異なっても色合いや質感が似ているので、いくつか並べてもしっくりまとまる。この秋冬、ぜひ手に入れたい器たち。
素材でぬくもりを感じる器をたくさんそろえてお待ちしております!
今回ご紹介したほかに、テリーヌポットや耐熱皿といった実用的な器がたくさん! 小ぶりな耐熱皿は、クレームブリュレを作るために購入されたお客さまも。 フォンデュ鍋でアヒージョやバーニャカウダを作るのもおすすめだそう。そして、ぜひ手に取ってみてください。
ぬくもりが伝わってきそうな素朴な手触りもまた、この器の魅力です。
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ハンドペイントが愛らしい、南仏で作られた陶器のシリーズ。
右側はバーコレーター。
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ショップオリジナルファブリックを展開
愛知県一宮から岐阜羽島にかけて盛んな、尾州織りのストールやクロスたちが新登場。ウール、シルク、コットンの天然素材にこだわり、アンティークにも似合う色合いとデザインに。 HPで詳細をチェックして!
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気になる商品がございましたら、お問い合わせください。(売り切れの場合はご了承ください。)
こちらの記事の出典は「私のカントリーNO.117」です。
主婦と生活者 私のカントリーNO.117
2022年10月29日発行 146ページ
ISBN:978-4391644142