どんな器も引き立てて食卓をいっそう美しく見せるシルバーカトラリー。特別な日だけでなくどうぞ毎日、使ってください。
おうち時間が長引くなか、食器とともにお客様からご注文をいただくのは、カトラリー。
食事にこだわるとき、まずは素敵なデザインの器を求めるのが通常ですが、
脇役的なカトラリーにもこだわるようになっているよう。
これまで以上に、食卓に向き合う時間を充実させたいという意識が高まっているのを感じます。
シルバーカトラリーは手入れの手間がかかると敬遠されている方も多いと思います。
確かに純銀のカトラリーは磨かなければ、その美しさをキープできません。
でも、シルバープレート(メッキ仕上げ)なら気軽に扱えるんです。
メッキといってもヨーロッパのアンティークは現代のものより巻きが厚いために、質感や見た目にも遜色なく、有名なブランドのものでもかなりお手ごろ。
私自身も家で食事をする回数が格段に増えました。
毎日のルーティーンのなかで、小さな変化をつけたり、家族と会話する食卓の大切さを実感しています。簡単なメニューでも、買ってきたお惣菜だっていい。時にはお気に入りの器とカトラリーをセットした食卓を用意してみませんか?
疲れたときこそ、手軽にちょっと素敵な気分になれる工夫が大事。
特別な日ではなく、ふだんの暮らしで実践するのがおすすめですよ。
みなさまの毎日が少しでも楽しくなりますように。
アンティークに、そのお手伝いができたら幸せです。
カトラリーの種類
ケーキサーバー、バターナイフ、ティースプーン、デザートフォークにデザートスプーン...。
ほかにも、用途の数だけアイテムがあるカトラリーは、日本とは異なる文化の表れ。
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ディナーセット
イギリスのシルバープレートのディナーセット。ひとそろいあると、セッティングがぴたりと決まる。
カジュアルなワンプレートのメニューの際も、アンティークの器が際立つ。
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スーベニール
イギリスの古いスーベニールのティースプーン。観光地や名所で売られていたもので、エンブレムなどがついている。
息子さんが買ってきてくれたりと、自然と集まったそう。
ブレッドナイフ
しっかり作られた刃を研げば、今でも切れ味抜群。握りの部分が時代を物語る。
ちなみに「HOVIS」のブレッドボードは現在、数が少なくなって、非常に貴重なアンティークに。
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ERCUIS
「エルキューイ」はフランスの老舗メーカー。1889年の万国博覧会に純銀のカトラリーを出品後、一流レストランや豪華客船からの注文が殺到。
かのオリエント急行の食堂車でも使われている。
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CHRISTOFLE
装飾品から食器まで、さまざまな製品を創作しているフランスの「クリストフル」。
王室やマハラジャの食卓でも愛用されている。
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カトラリーレスト
本格的なコース料理のレストランでは、いくつものカトラリーがセットされている。
本来、カトラリーレストは、同じカトラリーで食事をするカジュアルなシチュエーションで使う。
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スコーンの取り分けはトングを。シェアする食事に気を付けたい昨今の食事でも重宝。
今シーズン食器が大充実
家族の人数分をそろえたいというお客さまのために、お手ごろなシルバープレートのカトラリーを数多くご用意。
食器は、イギリスとフランスのものを中心にそろえています。店内では、実際のサイズ感や雰囲気が伝わるようにと、建具を実際にディスプレイに使っているのも見どころ。
ナポレオン三世スタイルと漆のコラボ
ナポレオンチェアに代表されるナポレオン三世時代の家具は、日本の黒い漆塗りへの憧れから作られたもの。
そこから着想を得て、訓子さんと家具職人による、黒漆の作品が生まれました。
日本の伝統工芸とヨーロッパの文化が融合した、どこかモダンな器たちは、和食器ともコーディネートできます。
今後、オリジナル商品としてたくさん紹介されますので、ぜひチェックを!
気になる商品がございましたら、お問い合わせください。(売り切れの場合はご了承ください。)
こちらの記事の出典は「私のカントリーNO.115」です。
主婦と生活者 私のカントリーNO.115
2021年10月14日発行 146ページ
ISBN:978-439164353