今年イギリスはエリザベス女王即位60周年記念の行事でにぎわっています。
そんな記念の時に発売されるのがコロネーショングッズ
ガラス以外にも陶器のマグカップやブリキのTIN缶、
シルバーのカトラリーなど多種多様な物が売り出されます。
10年前のエリザベス女王即位50周年の時、
私もロンドンの郵便局で記念切手のシートを購入しました。
記念切手なら日本でも何か記念の際によく販売されますよね。
イギリスのコロネーションのすごさはやはりデザインの美しさ
見ているだけで癒されるような絵柄のガラス食器が発売されます。
こちらは KING GEORG Ⅵ のコロネーションガラス
1937年5月12日の戴冠式の際に記念品として販売されたものです。
中央の王冠マークや花の模様などとても美しいデザイン!
彼は現在のエリザベス女王のお父さんであり
ヴィクトリア女王の息子、ジョージ5世の次男です。
当初長男エドワードⅧが王位を継承するはずでした。
イギリス国教会は離婚を認めていなかったため、
離婚歴のあるアメリカ人女性シンプソン夫人との結婚は認められず
エドワードⅧは王位を捨ててシンプソン夫人と結婚し、
フランスで生活したそうです。
王冠を賭けた恋!有名なお話ですね。
急遽、ジョージ6世が王位を継承することとなりました。
そのため彼は子供の頃から王位を継ぐための教育は
受けていなかったと母にすがって泣いたそうです。
即位後は、おおらかで優雅な雰囲気を持つエリザベス妃に支えられ、
善良王と言われる素晴らしい王となり、
王室と国民が親密になるきっかけを作ったそうです。
ちなみにエドワード8世は即位はしたものの戴冠式をしないうちに退位したため
彼の戴冠記念のコロネーショングッズはありません。
在位期間325日。
1年にも満たない期間でした。