腰かけた時の包まれ感…。インテリアとしてもサマになる素敵なデザイン。アンティークアームチェアには、たくさんの魅力があるんです。
毎日の生活に“椅子”は欠かすことができない家具ですね。普段椅子に腰かける時、特別な意識はしないと思います。ですが、座り心地やデザインは10脚10通り…。今回は、アンティークアームチェアの魅力についてみなさんにお伝えできればと思います。
別名「ひじ掛け椅子」アンティークアームチェアのお話
アームチェア(armchair)とは、左右の両側に腕を乗せる為の“肘掛け”がついた椅子のことです。別名“肘掛け椅子”とも呼ばれます。肘を掛けやすいように横幅が少しだけ広くなっているのも特徴の1つです。
アームチェアの歴史はとても長く、古くは古代エジプト時代に王様が座る玉座として肘付きがついた椅子が作られたといわれています。
この時代、肘掛けがついた椅子には身分が高い人しか座ることができませんでした。16世紀末頃まで“椅子”はすべてアームチェアのことをさしたそうです。
アームチェアの魅力
病みつきになる!リラックスできる快適さ
アームチェアには肘掛け(アーム)があります。
体の両側にアームがあるというだけで、無意識のうちに体を守られているという包まれ感を感じることができます。
肘掛けのことを西洋では、“アームレスト”と呼びます。その言葉のとおり、両手を休めることができます。肘を置くだけで、肩や背中、体全体が感じるリラックス効果が高くなります。
愛らしさやフォーマル感をプラスできる
インテリアとして飾るだけで、お部屋に少しフォーマル感をプラスできるのもまた魅力です。お部屋のインテリアのアクセントとして、アンティークアームチェアはピッタリです。
こんな風に鮮やかな花柄の織物張、布製のアームチェアですと、フォーマル感はもちろんお部屋に愛らしさもプラスしてくれます。
アームチェアの種類
1口にアームチェアといってもたくさんの種類があります。少しだけご紹介させていただきますね。
ナチュラルなお部屋にピッタリ!シンプルな英国カントリータイプ
少し大きめのシンプルなデザイン。イギリスアンティークアームチェアです。
素朴で明るい色味は、ナチュラルスタイルのお部屋、北欧スタイルのインテリアとも相性が良さそうです。少し細身で高さがあるスティックバックの背面も特徴的です。シンプルで華奢なデザインがお好み方にピッタリだと思います。
頑丈で可愛らしいベントウッドのアームチェア
背面のデザインが丸いタイプのアームチェアもあります。
こちらはベントウッドチェアと呼ばれ、木に蒸気をあて切らずに曲げるという製法で作られています。とっても丈夫な椅子です。コンパクトなサイズ感、柔らかな曲線がとっても魅力的…。
フォーマルな雰囲気を取り入れたい方に!クラシカルな雰囲気のアームチェア
ビターチョコレートみたいなダークカラーのアームチェア。
背中の細工もお部屋のいいアクセントになってくれそうですね。落ち着いた雰囲気のインテリアがお好きな方におすすめです。クラシカルなデザインがお部屋にフォーマルな雰囲気を取り入れてくれるのも魅力の一つ。
ゆったりと座れる大きさが人気!アーコール社のアームチェア
日本でも大人気のアーコール社製のアームチェア、こちらは“ゴールドスミス”と呼ばれるデザインのものです。アームが大きく広がっていますのでゆったりと座ることができます。
アーコールチェアは耐久度や座り心地がとても良いことでも有名。ひじ掛け付きの椅子なんて絶対快適なはず・・。
その通りとても癒される座り心地の良さなんです。
ストローとは藁のこと。ストロー座面のアームチェア
座り心地がよさそうなストロー座面のフランスアンティークアームチェアです。
座面のタイプから、チェアを探すのもいいかもしれないですね。ストロー座面のチェアは程よい弾力性があります。アンティークらしい素朴な風合い…。包み込むような背もたれのデザイン…。カントリースタイルのインテリアがお好きな方におすすめです。
特徴的なデザインが魅力!ロイドルームチェア
個性的なアームチェアがお部屋に一脚あるだけで、ガラッとお部屋の雰囲気が変わります。
こちらの椅子は、ロイドルームチェアといって、ワイヤーに特殊な紙を巻き付けペイントしたアンティークチェアです。豊富なカラーバリエーションも魅力的です。リビングルームや寝室のアクセントポイントにいかがでしょうか?
アンティークアームチェアの選び方
ちょっと腰かけたい。そんな時には問題ありませんが、せっかくなら長時間座っていても疲れない椅子がいいですよね。アンティークアームチェアを選ぶ際、どんなことに気をつけたらいいのでしょうか?
ゆったりくつろげるアームチェア選び
ゆったりくつろげるアームチェア選びには、“アームの高さ”がとっても重要です。
アームが高すぎると、肩が緊張してしまって肩こりの原因になってしまい、逆に低すぎると腕が疲れてしまう原因になります。そこで自分にあった高さを見つけましょう。
座った状態で自然に腕を下ろし、肘よりも少し高いくらいの位置にアームがあるものが理想的です。実際に座ってみるのが一番ですが、ネットショップや通販で購入する場合は実際に座って確認するのが難しいと思います…。
そんな時は、普段自分で座りなれたチェアに腰かけ、理想の高さを割りだしてからショップに問い合わせるのもいいでしょう。
ダイニングテーブルに合ったアームチェアの選び方
今使っているテーブルにアームチェアを合わせたい、この場合もアームの高さが重要になります。アームが高すぎて、テーブルの下に収納することができないなんてことがないようにテーブルの天板の高さ(底面から床までの高さ)を事前に測りしっかり確認してから購入しましょう
普段使いするアームチェアの選び方
椅子から立ち上がる動作を想定して、チェア選びするのも大切です。アームがあることによって動作に制限が生まれます。アームチェアは左右に立ち上がるのが難しい椅子。
通常、正面方向にしか立つことができません。ですから「椅子を後ろに引く」を想定し、後方に立ったり座ったりするためのスペース、奥行きを十分に取りたいところです。
また普段使いするチェア探しには、重さも重要です。ずっしり重いアームチェアですと、立ち上がる際に力を使うことになります。
アンティークチェアの選び方
アームチェアに限らず、アンティークを購入するうえで商品のコンディションも大切です。
家具としての実用性を求めるのならば、フレームに大きなグラつきがないもの、脚の部分が弱っているものは避けた方がいいかもしれません。
ですが、一点もののアンティークチェアは、出会った時のときめきも大切です。
経過年数によるあじわいや装飾品としても成り立つデザイン性の高さ。インテリアとして眺めているだけのチェアがお家にあるのもいいものですよ。末永く愛せるチェアを選んでみて下さいね。
まとめ
いかがでしたか?今回はアンティークチェアの魅力についてお伝えさせていただきました。食事に使う椅子と休息に使う椅子とでは、選ぶ基準となる機能や大きさが異なってきますし、デザインと座り心地のどちらを優先するかはあなた次第です。1脚の椅子の歴史をさかのぼり、どんな風に生まれたのか?どんな人が使っていたのか?ストーリを考える楽しさがあり、実用性と美しさを兼ね備えた家具。それが“アンティーク”です。シーンにあわせてお気に入りのアンティークアームチェアを探してみてはいかがでしょうか?
チェルシーオールドは、イギリスやフランスのヨーロッパ輸入家具、アンティーク雑貨を中心に販売している岐阜のインテリアショップです。当店では、クラシック家具やカントリー家具、木製家具などさまざまなジャンル、豊富な商品を取り扱っていますお近くにお越しの際はぜひ気軽にお立ち寄りくださいね。
今回ご紹介させて頂いた“アームチェア”をはじめ、チャーチチェア・キッチンチェア・リビングチェア・ダイニングチェア・猫脚チェア・ラウンジチェア・レザーソファ・布製ソファ・収納付きソファ・1人がけソファー、ベンチソファ・キッズチェアー・ローチェア・チェアセット等たくさんの椅子がお客様をお待ちしております。
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