▲人類の叡智の結晶とも言えるシャンデリア
私は結構いい大人ですが、今でもシャンデリアがあるお宅やお店に入ると、幼い頃と同じように心がときめきます。それは初めてシンデレラの絵本を読んでもらった時、舞踏会のシーンを見てワクワクした感覚に似ています。
長い歴史の中で人々を魅了し続けているシャンデリアは、工業や化学などの発展とも関わりが深そうです。
シャンデリアの歴史は相当古く、古代ギリシャ・ローマ時代にはシャンデリアの前進という物は存在していたそうです。
大昔、ロウソクは大変貴重な物なので、少ない光量で照らすために天井に吊り下げて使う方法を取り入れたようです。しかも木製の十字型に犬釘を埋め込みロウソクを立てて使われていたそうです。
11世紀頃から本格的なシャンデリアが登場し、15世紀頃から真鍮製のシャンデリアができ装飾要素が強くなり始め、18世紀頃から芸術作品のようなシャンデリアが出来始めました。この頃は光の屈折率を上げるために水晶を使用していた物もあったそうです。
このようにシャンデリアは富の象徴であった訳ですが、18世紀頃からガラス製造・加工の発展に伴いガラスが安価になり始めると、一般庶民にも手が届くようになってきました。
その後も産業革命や多くの発明家の活躍など、人類の叡智が積み重なるごとに素晴らしいシャンデリアが生まれると同時に、一般的にも広がってきた印象を受けます。
▲ロウソク製造方法の歴史
ロウソクは世界各地で独自の製造法が確立されています。
ヨーロッパでは、シャンデリアに使用されてたロウソクは獣脂が多く、現在のようなパラフィンロウソクと比べ燃焼効率が悪く、煤も多く出たようです。しかも獣脂は独特の匂いがし、明るさも十分ではなかったようです。
また、このロウソクは1時間も経たないうちにロウソクの芯が黒化して火が消えてしまうので、シャンデリアを手動で天井から下げ、黒化した部分を切って芯をほぐすことで火を復活させる作業を繰り返していたようです。18世紀後半にはクジラの脂が使用され始め、獣脂より匂いはやわらいだようです。
その後、電気や電球の発明と共に現在の形となっている訳ですね。
▲取り付けに関してご不明な点は、お気軽にご相談ください
当店のシャンデリアや他の照明器具は、日本で配線をメンテナンスしていますので、安心してお使いいただけます。
取り付けに関しては2パターンございます。
天井に引っ掛けシーリングが付いていれば、そのままご自分で取り付け可能です。
天井に直結して取り付けたい場合は、電気屋さんに工事をしていただく必要がございます。
お客様が付けられる天井の状態や高さなど、初めての際は気になる事が多いかと思います。
ご不明な点はお気軽にご相談くださいね。