建造物は古い建物は全般好きなので名前のない朽ちかけた納屋や馬小屋なんかも好きだしヨーロッパの石造りの建物も好きです。今までで一番感動した建物はバルセロナのサグラダファミリアこれは前に立ち涙が出るほど感動しました。グエル公園なんかもどれだけ滞在しててても飽きない素晴らしさだと思います。
チェルシーオールド代表プロフィール
チェルシーオールド代表 油谷訓子(旧姓 長岡訓子)
1968年11月7日、岐阜県岐阜市生まれ
京都光華女子大学、日本文学科卒業
名古屋商工会議所、柳津町商工会会員
一般社団法人リノベーション協議会 賛助会員
『私のカントリー(主婦と生活社)』101号(2017年6月30日発行)から連載。
フェイスブック
https://www.facebook.com/kunko.nagaoka
インスタグラム
https://www.instagram.com/ykunko/
私が骨董に興味を持ちはじめた原点となったのは祖母の家に置かれた食卓テーブルでした。幼稚園児の頃、祖母の家に行くと台所に大きな食卓テーブルがありました。その食卓テーブルに輪ジミがたくさんついているのを見て、直感的にかっこいい!と思ったのです。しかし、自分の家に帰ると自宅のダイニングテーブルはテカテカ光っていて、輪ジミのような味なんて、全くありません。その自宅のダイニングテーブルが美しい!かっこいい!と思えず、なんで祖母の家のテーブルと自宅の家のテーブルはこんなにも違うのだろう・・・と不思議に思ったのが私がアンティークに魅力を感じた原点です。
子供の頃は歴史が好きで、日本史を漫画や本でよく読んでいましたが、西洋の歴史よりも日本史のほうが好きでした。また、子供の頃から色々なものの収集癖があり、焼却炉で焼かれたガラスに興味を持って集めたり、古い木の箱を集めたりするのが好きでした。このころから「古くて味わいのあるもの」が好きだったんだと思います。
父は会社経営をしており、日々忙しく働いていました。その父の背中を見て「いつかは私も自分のお店を持ちたい!」とぼんやりと考えるようになっていました。そんな父には小さなころから「本物や一流に触れろ!」と何度も言われた記憶があります。
22歳で京都光華女子大学の日本文学科を卒業し、1年間は茶道、華道、洋裁や料理などを学び、23歳で5年ほど交際していた方と結婚しました。
結婚後、すぐに一人息子を出産しましたが、専業主婦で時間的にも余裕があったので子育ては辛く大変な思いも少なかったと記憶しています。息子はいつもニコニコし、目立った反抗期もなく、すくすくと元気に育ってくれました。
ラッキーなことに私はその専業主婦時の時間はたっぷりある環境のおかげで、海外の文化にたくさん触れる機会に恵まれ、現在のアンティークショップ運営の基礎的な部分が出来たのだと思っています。
大学時代に住んだ京都には古い日本の住宅もたくさんありましたが、私が興味を惹かれたのは外国人設計者による石造りの銀行などの建物で、大正ロマンの雰囲気を存分に楽しみました。
西洋のアンティークに出会う前にも木が好きだった私は木の家具が欲しいと思い色々探し回りました。集成材を使った家具はたくさんあるけど、なかなか本当の木の家具がなく、その頃にある家具の作家さんに出会い、思い切って30万円以上も払って木の箱をオーダー注文しました。しかし、やっと完成し手に入れた家具は木の家具ではあったけど、「なんか違う・・・」と違和感を覚えました。
その後、あるとき父の友人である経営者のご自宅に遊びにいき、お邪魔した際のことです。生まれて初めてヨーロッパのアンティーク家具や現代アートを使い、インテリアにミックスするコーディネートのスタイルにはじめて出会いました。それはご夫人の趣味とセンスだったのですが、天井の高いコロニアルな雰囲気の家もこれまで見たことがなくて、強い衝撃を受けました。
一番衝撃を受けたのは重厚感のある彫りが施された「コファ」と呼ばれるアンティークの木箱でした。そのご自宅ではコファをスリッパ入れとして使っていました。大きな家の広い玄関だからこそ、そのコファをスリッパ入れとしてゆったりと置けるのですが、その角の取れた丸みのあるラインこそ「私が求めていたものにぴったりだ!」という感覚が走りました。
その出会いからはすっかりアンティーク家具に魅了され、日本全国のアンティークショップ巡りに没頭しました。
その後、東京にあるアンティークアカデミーに通い、人脈作りとアンティークの基礎的な勉強をしてから、2002年4月に地元岐阜に「日本に一つしかない女性目線のアンティークショップ」を作ろうと決心し、念願のチェルシーオールドを開店。イギリスやフランスに毎年数回自分自身で買い付けに行き、自分の想いの込もった商品を買い付け、お店に並べています。その後、離婚も経験しましたが、今は家具と雑貨の販売だけではなく、古い住宅や建物のリノベーションにも力を入れており、どんどん仕事に夢中になっています。
◆アンティークが好き
何よりも大好きなのがアンティークです。「売れるもの」というよりも「自分の好きなアイテム」を買い付けていますので、お店は趣味の延長ですね。
◆旅行が好き

◆食べ歩きが好き
死ぬ前に食べたいものは?と聞かれるといつも困るのですが、「美味しい!」と聞いたらどこまでも車で行ってしまいます。
◆料理が好き
毎日の日課として料理は作りたくないし、好きな物を好きな時間に作りたいのでよく夜中に何時間もキッチンに立ちます。美味しい物を外でいただいたときは味を再現してみたくなります。煮込み料理を多く作りますが、洋食、和食あまりこだわりなく作ります。
◆写真が好き
写真撮影は大好きなので、旅行に行ったときは沢山の写真を撮ります。特にヨーロッパの田舎の風景や古い建造物、朽ちかけた納屋などの写真を撮るのが好きです。また、写真を見る事も大好きなので、美術館で絵画鑑賞をするよりも写真展で写真を見たりする方が好きです。
◆手芸が好き
編み物、刺繍、とくにクロスステッチが好きです。
◆キャドバリーが好き
12年まえにチェルシーオールドを始めてからキャドバリーを知りキャドバリーにまつわる物はどんな物も集めます。フィギュリンと言われるキャラクターの動物ものも集めていますが、まだまだ探しているもの多数あります。看板や木箱もあるし、あまり置き場所がなくて困っているものはキャドバリーの自販機を持ってます(笑)これは用途がなくてそのままチェルシーオールドの倉庫に保管しています。最近キャドバリーの特大木箱をプレゼントでいただきました。これは自宅に持ち帰りましたが、置き場所にかなり困っています(笑)
◆木と花を見る事が好き
花屋さんや花木センターは休みの日など用事もなく行きます。木が好きなので、森や山も好きです。春には桜を見たり、秋にはコスモス畑に行ったり、バラや山野草など見たりその季節の花を見に出かけるのも好きです。